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用具

2023.07.03

荒砥石

荒砥石(あらといし)は、包丁の研磨作業で使用される砥石の一種です。荒砥石は、砥粒が粗く、刃先を削ることに適しています。以下に、荒砥石の特徴と使い方を説明します。

特徴:

  1. 粗い砥粒: 荒砥石は、砥粒の粒度が粗く、刃先を素早く削ることができます。200番前後が一般的です。
  2. 高い研削力: 荒砥石は、その粗い砥粒と表面の粗さにより、刃先の形成やダメージ部分の修復に効果的な研削力を発揮します。

使い方:

  1. 水で浸ける: 荒砥石を使用する前に、水で浸けます。水は砥石の表面に摩擦熱を逃がす役割を果たし、研ぎ作業中の過熱を防ぎます。研磨すると泥が出て、効率的に包丁を削れます。
  2. 正しい角度で研ぐ: 荒砥石を使って包丁を研ぐ際には、正しい角度で包丁を研ぐことが重要です。一般的に、20度から30度の角度で包丁を持ち、砥石の上で往復させながら研ぎます。
  3. 均一な研ぎ: 包丁の刃先を均一に研ぐためには、力を均等にかけることが重要です。包丁の全体を均一に研ぐように心掛けましょう。
  4. 仕上げは中砥石で: 荒砥石を使用して刃先を削り終えたら、次に中砥石を使用して刃を仕上げることが推奨されます。中砥石はより細かい砥粒を持ち、刃先を滑らかに仕上げる役割があります。

荒砥石は、包丁の研磨作業の初めの段階で使用され、刃先を削り出す役割を果たします。適切な研ぎ方と砥石の使い分けによって、包丁の切れ味を回復させることができます。