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2023.09.25

仕上げ砥石

仕上げ砥石(しあげといし)は、包丁や刃物の刃部分を最終的に研ぎ上げるための砥石のことを指します。仕上げ砥石は、砥ぎ終わった刃を滑らかに仕上げ、鋭利さを最大限に引き出す役割を果たします。粒度が細かい砥石であり、刃を研いで均一な鋭利さを得るために使用されます。

仕上げ砥石の特徴や使い方について以下に説明します。

  1. 粒度: 仕上げ砥石は、通常は3000番目(#3000)以上の粒度を持ちます。このような細かい粒度の砥石は、刃を磨くことで微細な切れ味を生み出し、鋭い刃を形成します。
  2. 仕上げ作業: 仕上げ砥石を使用する際には、砥石を水に浸しておいて摩擦熱を抑えることが重要です。包丁の刃を適切な角度で砥ぐことで、刃を滑らかに仕上げます。一般的には、細かい傷を取り除き、均一な刃を得るために数回の往復砥ぎを行います。
  3. 柔らかな仕上がり: 仕上げ砥石は粒子が細かいため、刃に柔らかな仕上がりを与えます。切れ味は鋭くなる一方で、滑らかさも加えられるため、食材を繊細に切り分ける際に優れた結果をもたらします。
  4. 仕上げ砥石の種類: 仕上げ砥石には、天然砥石(Natural Stone)や合成砥石などさまざまな種類があります。それぞれの砥石には特有の特性があり、刃の仕上がりに微妙な違いが生じることもあります。

仕上げ砥石は、刃を最終的に仕上げる重要な工程です。包丁の切れ味を磨き上げ、使い心地を最適化するために、正しい方法で使用することが重要です。初心者の場合は、包丁専門の職人にアドバイスを求めるか、研磨の技術を学ぶことをおすすめします。